【乾燥肌対策】肌の乾燥による粉ふきに!原因とケア方法を解説
目次
冬場になると気になる肌の乾燥。「カサカサする」「粉をふく」といった症状に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
肌が乾燥して粉をふく原因は、肌のターンオーバーの乱れや日々のスキンケアの方法、生活環境など、さまざまな要因が関係しています。また、気づかないうちにしている習慣が、さらに乾燥を悪化させてしまうこともあるのです。
本記事では、肌の乾燥が起こるメカニズムから正しいケア方法まで、乾燥肌改善に役立つ情報をご紹介します。毎日のちょっとした心がけで、健康的な肌を手に入れましょう。
肌が乾燥して粉をふく原因
まずは乾燥して粉をふく主な原因を詳しく見ていきましょう。
空気の乾燥
空気が乾燥すると肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥状態になります。特に、冬場やエアコンの使用によって室内が乾燥している場合、肌から水分が奪われやすくなるため、乾燥肌の症状が出やすくなります。外気が冷たく乾燥していたり、湿度が低い環境に長時間いると、粉をふきやすい状態になります。
ターンオーバーの乱れ
20代の健康な肌は、「ターンオーバー」と呼ばれる新陳代謝が約28日のサイクルで進み、古い角質細胞が自然にはがれ落ち、新しい細胞が表面に押し上げられます。しかし、年齢とともにこのサイクルが長くなります。また、ストレス、食生活の乱れ、睡眠不足、喫煙などの生活習慣もターンオーバーを乱す要因です。ターンオーバーが乱れると古い角質が肌の表面に残り、肌が硬くなって白い粉のようなものが浮き出る粉ふき肌の状態になりやすくなるのです。
間違ったスキンケア
肌の表面には「角層」と呼ばれる層があり、肌内部の水分を保ったり、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」の役割を担っています。角層があることで、肌は乾燥や刺激から守られます。
しかし、力を入れて強く擦る、熱いお湯で洗うなどの間違ったスキンケアをすることで角層がダメージを受けやすくなり、バリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすく、結果として粉ふき肌になり、赤みやかゆみが出やすくなるのです。
乾燥肌を悪化させるNG行動
ここからは、乾燥をさらに悪化させる行動について解説していきます。
刺激の強いスキンケアアイテムの使用
刺激の強いスキンケアアイテムは、肌のバリア機能を損なう可能性があります。特に乾燥肌の場合、このバリア機能がすでに低下しているため、強い洗浄成分やアルコールなどが含まれるアイテムを使用すると、さらにダメージを受けやすくなります。これにより、肌が敏感になり、赤みやかゆみといった炎症が引き起こされることがあります。
これらの影響が蓄積されることで、慢性的な乾燥や敏感肌状態が続く可能性があるため注意が必要です。
ゴシゴシ洗いや熱いお湯での入浴
ゴシゴシと強く擦って洗うと、肌にさまざまな悪影響をもたらします。強く擦ることで肌表面の角層が傷つき、バリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下すると、乾燥が進むだけでなく、刺激にも敏感になりやすくなってしまうのです。
さらに、強い摩擦や熱いお湯での入浴は肌に必要な皮脂まで奪うことがあります。肌は皮脂によってうるおいを保っていますが、皮脂が失われると肌の保湿力が下がり、結果として乾燥がひどくなるのです。また、敏感肌の方は、擦ることで炎症が起きやすくなるため注意が必要です。
ゴシゴシ洗いや熱いお湯での入浴は肌に負担をかけ、乾燥や炎症、長期的な肌トラブルの原因になりかねません。
乾燥した環境で過ごす
乾燥した環境で過ごすことで、肌の水分が奪われてしまいます。特に、湿度が低い状況では、肌の最上層である角層から水分が蒸発しやすくなります。正常な角層は水分を含んでいますが、水分が失われると肌がカサつき、ザラザラした感触になります。
さらに、寒くなってくると暖房の使用により室内の湿度が低下し、肌の乾燥を加速させます。
紫外線対策を怠る
紫外線対策を怠ると、乾燥肌がさらに悪化するリスクが高まります。特に乾燥肌の方は、もともとバリア機能が弱いため、紫外線の影響を受けやすく、結果的にさらなる乾燥を引き起こしやすくなるのです。
また、紫外線で肌のターンオーバーが乱れることによっても、乾燥肌に悪影響を与えます。
乾燥肌の改善策
ここからは、乾燥肌への具体的な改善策についてご紹介します。
保湿力の高いスキンケアアイテムを選ぶ
洗顔や入浴後に保湿力の高い化粧水や乳液を使うことが効果的です。ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどが含まれている保湿剤を選ぶと、肌の水分をしっかり補うことができます。
また、肌の保湿には、高い水分保持作用のある尿素やヘパリン類似物質などの成分がおすすめです。
洗顔や入浴方法に気をつける
洗顔方法はやさしく泡立てた泡で洗うのが基本です。やさしく泡を転がすように洗い、熱いお湯は使わず、ぬるま湯で洗い流すと、肌への負担が軽減されます。また、洗顔後はできるだけ早く保湿を行うことで、肌の乾燥を防ぐことができます。
入浴の際には、38~40度のぬるめのお湯に15~20分程度浸かるのがおすすめです。高温のお湯は皮脂を洗い流してしまうので、乾燥肌の人は特に注意しましょう。ぬるめのお湯で、肌に負担をかけずにリラックスしながらケアしましょう。
加湿をする
空調の効いた部屋では空気の乾燥が肌の水分を奪い、乾燥肌を悪化させる原因になります。どれだけ丁寧に保湿ケアをしても、空気が乾燥していると効果が持続しにくいものです。そのため、加湿器を使って室内の湿度を40~60%に保つことが大切です。加湿器を活用することで肌の水分蒸発を防ぎ、乾燥による肌トラブルの予防につながります。
紫外線を防ぐ
季節を問わずUVケアを行うことが重要です。特に、UV-Aは一年中降り注ぎ、肌の奥深くまで届き、ダメージをもたらすため、年間を通じたケアが必要です。紫外線は肌のバリア機能を低下させるため、日焼け止めだけでなく、帽子や日傘で紫外線を防いでいきましょう。毎日のケアの積み重ねが、肌をすこやかに保つ秘訣です。
肌の乾燥・かゆみの治療薬
「ケラチナミンコ-ワ乳状液20」
肌が乾燥して粉ふきやかゆみが気になる方には、「ケラチナミンコ-ワ乳状液20」がおすすめです。「ケラチナミンコ-ワ乳状液20」は、乾燥からくる白い粉ふきやカサカサかゆみを改善する治療薬。気温や湿度が低下し、乾燥によって粉をふいている肌に効果を発揮します。
保湿成分である尿素20%が体内の水分を集め、肌のうるおいを保ち、かゆみ止め成分のジフェンヒドラミン塩酸塩が粉ふきや乾燥によるかゆみをすばやく鎮めます。白く粉ふくカサカサかゆみ肌にも塗り広げやすい乳状液です。肌の乾燥やかゆみにお困りの方は、ぜひ一度試してみてください。